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天気予報はどうだったか…。 昼前から晴れ上がり,気温も上がって小春日和。 いや,小春日和というよりも名残の夏のような暖かさ。 公園に行くと,奥のロータリーに一本だけあるポプラが黄ばみ,青空にすっくと立ち上がっていて,いつものことながら仲秋を感じさせてくれる。 そんな風景に会うと,心が虚(うつ)ろになり,穏やかになる。 まぁ,なんてことない話だが,この「虚ろ」,こっちではいろんな使い道があるものの「スッカラカン」と言う。 この「スッカラカン」は「素っ空かん」と書く。 意味は,からっぽで,なにもないこと。 ことばの最後の「かん」は意味が無く語調を整える付けたし。始めの「素」は空に付いた発声用の元気付けで,「っ」は単なる促音。 何のことは無い,このことば,本旨は「空」だけで,あとはお飾りと付けたし…。 まさに「意味は空(から)だけのスッカラカン」。 だから「すっからかんのからっけつ」などと使われる。 「素っ空かんの空っ穴」。 これは,財布に一文も無いこと,つまり財布が空(から)であり無一物だということ。 「…空っ穴」を「…空っ尻」と表記したものもあり,感じは出ているが「けつ」は「穴」。 似たことばに「素寒貧(すかんぴん)」がある。共通項は「素」か。 素寒貧は,非常に貧乏になり,金も全く無くなること。 そうしてみると「スッカラカン」にはまだ「空」があるだけ上を向いているけれども,「素寒貧」は「寒」があるだけ冷たく,俯(うつむ)いているようで,なんとなく辛(しん)どい…。 あ,「スッカラカン」は「アッケラカン」に通じるか…。 うむ,また横道に逸れてしまったような…。 回送のバス四台が並びゆき 今朝のラッシュも滞(とどこお)りなし 〔閑 客〕 |
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